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数土 幸夫
Journal of Nuclear Science and Technology, 17(7), p.516 - 530, 1980/00
被引用回数:33 パーセンタイル:92.51(Nuclear Science & Technology)加圧水型原子炉の仮想事故である冷却材喪失事故の再冠水過程に出現する炉心内熱水力現象の一部を形成する、膜沸騰熱伝達について、その現象を明らかにし安全解析コード開発に資するため、PWR-FLECHT実験結果の検討と単一発熱体実験を行なった。その結果次のことが明らかとなった。入口サブクール度,入口流速および発熱体出力から決るクエンチ点の局所のサブクール度?Tsubが熱伝達率を支配する大きな要因であること、?Tsubが零である時の飽和膜沸騰熱伝達率hc,satは、クエンチ点から注目する位置までの長さを代表長さに取る事によってBromleyタイプの表式で表わされること、?Tsubが零でないサブクール膜沸騰熱伝達率hc,sabは?Tsubとhc,satとで簡単な表式、hc,sub/sc,sat=1+0.025・?Tsub(?Tsub:C)、で表わされることがわかった。この表式は実験結果を20%内の誤差で評価できる。
数土 幸夫; 村尾 良夫
JAERI-M 6848, 60 Pages, 1976/12
燃料体事故時の再冠水時に出現する膜沸騰熱伝達について、米国PWR-FLECHT実験、従来の膜沸騰熱伝達についての研究の検討の結果、入口流速、系の圧力、入口サブクール、初期燃料体温度等の影響が明らかとなった。また、モデル実験を行って、上記の要因の影響の定量的な評価を行った。その結果、飽和膜沸騰熱伝達率 hc、satについては、Bromleyと同形式で係数が異なる表式が得られた。また、熱伝達率に大きな影響を与えるサブクールの影響については、局所のサブクールTsubと飽和膜沸騰熱伝達率hc、satとで、サブクール時の熱伝達率hc、satは以下のように表わせる。Hc,sat=(1+0.025Tsub)Hc,satこの表式の誤差は20%以内である。